雪の日、君に伝えたいこと


君に伝えたいこと
ふわふわ舞い落ちる 綿雪
コンクリートに溶けて
いつもより広い部屋の中
かじかむ指で 君に呟く

君に伝えたいこと
セーター1枚で部屋を出る
街にも 『来ない』と囁かれ
光のアーチ 首を埋めてくぐる
雪色の吐息が 空に溶けた

君に伝えたいこと
自販機で買ったホットコーヒー
それをいたずらで押しあてる
桃色の頬が遠くて
積った雪に缶を突っ込む

君に伝えたいこと
粉雪がセーターにくっつく
白いまだら模様が増えてく
街灯りが滲んだ 瞬間
目の前が赤で染まった

君に伝えたいこと
染まった視界と 君の声
塞いだ赤は 毛糸の手袋
僕が君に伝えたいこと
『ごめん』 それから

このあたたかさを なんて言おうか


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「サイトマスター」で始まった忍題β! 提出作品第三弾。
まさかの(?)詩で提出しました^^;(久しぶりに書いた;)
今回のテーマは『雪』でして、小説を書こうと思ったものの、全くネタは浮かばず^^;
〆切直前に絞り出したのが、これです。
拙いものですが……うん、頑張ったということで(ええ!?)


忍題βまとめサイトはこちらです。素敵作品がたくさんあります^^


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